孤独死とは。事故死のと違いについて｜特殊清掃と切っても切れない関係

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！皆さま、『孤独死』という言葉を聞いたことはありますか？近年一人暮らしの家庭が増えていく中で、この孤独死は特に重要度の高い問題点の一つなのです。そこで今回はこの孤独死をしっかりと理解し、特殊清掃との関係性を理解していきましょう。

孤独死とは、一人暮らしを行っている自宅にいる最中に、何らかの突然の事象によって亡くなってしまうことを言います。誰にも看取られる事なく、本当に突然亡くなってしまうため、身内の方も近隣の方も予期せぬ事が多く驚かれることになります。孤独死になってしまう場合は、今まで健康上なんのトラブルもない方が予期せず急激な痛みが生じてしまい重篤な症状にも関わらず助けを呼べなかった場合などが含まれます。また、誰にも告知せずに行う自殺の場合も、孤独死に該当します。近年日本では核家族化が進む中、突然死を迎えるリスクの上がる高齢者の一人暮らし率の上昇から、この孤独死は特に問題視されているのです。

そんな孤独死、何が問題になる要因なのかといえば、その亡くなってしまったことに気が付いてもらえない点です。もちろん、孤独死に至る前の苦しみを助けてあげられないという点も問題ではありますが、それよりも亡くなってしまったという事象に、誰も気が付きにくいという点が厄介なのです。孤独死を迎える方の大半は、直前まで普段通りに健康的に生活を行っているのです。見た目も日常会話も普段と変わらない事から、その人と関わる身内も友達も、ちょっと連絡がつかなくなった事でまさか死んでしまったなんて想像をしないのです。ある程度の期間、連絡が取れない事を不審に思ったタイミングで、その人の家に訪れてみて発見する場合や、近隣住民の方がその現場の異変に気が付く事で孤独死しているケースを発見することになるのです。

よく孤独死と同じくして耳にする機会のある事故死、何が違うのでしょうか。事故死には、突発的な事故や疾患が要因で亡くなってしまう事を指します。そのため、外で発生する交通事故なども事故死に該当します。

一人暮らしという室内環境下で事故死となる事故が起きた場合、発見してもらえない事で結局孤独死につながってしまうのです。例えば、室内で転倒し頭を強く強打してしまったとか、階段から転落してしまったとか、そういった事故が死因となっても、遺体発見に時間がかかれば、それはもう孤独死と遜色はありません。

孤独死や事故死の現場となってしまった室内では、遺体発見に時間がかかることで生じる遺体の腐敗による特殊な汚れに対してしっかりと清掃していく必要があります。遺体発見が遅れると、どんどん遺体が腐敗をしていくのです。徐々に身体の中に残っている胃酸などが原因でどんどん体が膨張し、死臭や体液といった内容物が出てきてしまうのです。そもそも孤独死となってしまった際に血液や体液が出てしまっていることもあります。遺体劣化に伴って、害虫たちが沸いてしまったり、室内に死臭という強烈なニオイが蔓延してしまっている事もあります。そういった特殊条件下では、通常の清掃だけでは対処できなくなってしまうのです。そのため、遺体が起因で発生する様々な汚れに対してしっかりと対処するために特殊清掃業者が登場するのです。

遺体が発見されるまでの時間が長くなればなるにつれて、室内環境もどんどん悪い方向に進行してしまいます。そのため、特殊清掃も困難になっていくということを理解しましょう。また、特殊清掃だけで改善が見込めない場合は原状回復といって解体→リフォームを行う事で元の状態へと戻す方法をとることもあります。

孤独死という現象について解説してきました。一人暮らし家庭が増えていくことは致し方ありません。ですが、できるだけ自分の身内の一人暮らしの方くらいは、孤独死になってしまう事を限りなく防ぎたいですよね。日頃からまめに連絡を取っておく事で、もし孤独死が発生してしまったとしても迅速な発見を行うことができます。できる対処から始めていきましょう。