孤独死を迎えてしまった際のその後の流れについて

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！皆さま、孤独死という現象はご存じですか？第三者との接触がほとんどない状態で一人で亡くなってしまうことを指すのですが、この孤独死を迎えてしまった場合のその後はどのような対応になるのでしょうか。今回は孤独死が発生した場合の一般的な流れについて詳しく解説していきます。

孤独死が発覚する敬意としては様々なシチュエーションが想定されます。近隣に住まう住民の方々によって、郵便物があまりにも溜まっていたり、室内周辺から異臭が出ていることを異変に感じ警察に通報するケースもあれば、ご家族・ご友人たちにて連絡がつかない事に異変を感じて実際に訪問し孤独死してしまっている事を発見するケースもあります。最近ではこうした孤独死を未然に防ぐという意味で定期的に安否確認を行うサービスや、見守り機能が付いている家電などを使用している家庭も多く、こういったサービスを利用して孤独死を発見するケースもあります。

孤独死が発生してしまっている現場が見つかった場合、まずは警察を現場に呼ぶ流れになります。警察はその現場の状況を確認し、遺体を検視するために一旦回収していきます。検視では死亡してしまった日時や死因についての調査に加え、その亡くなった人の身元をしっかりと確認していくことになり、事件性がないかも含めて進めていきます。事件性がない場合は最終的に自然死や病死・事故死などと処理されるケースが多いです。

警察による検視が終了した際、その遺体は相続人たちによって引き取っていただく流れとなるため、まだ親族が死去してしまった事を知らない場合は警察から連絡が入ります。警察はその亡くなってしまった方の戸籍情報を元に相続関係上最も近い親族に連絡を取ります。この連絡を受けたときに孤独死をしてしまった事を初めて知るという流れの場合もあります。この連絡は特に重要で、その親族によって今度の対応について協議を始めていかなければならない第一歩となるのです。

相続人による引き取り後は、多くの場合指定された葬儀会社に搬送され安置されることになります。遺体の搬送や安置することにも費用が掛かるため、相続人がその費用を負担することが一般的です。また、相続人が該当しない場合や経済的に負担できないケースでは、その自治体によって一時対応を進めていくこともあります。

孤独死が発生してしまった現場については、長期間遺体が放置されてしまったケースが多く、特殊清掃などによる原状回復作業が必須です。特殊清掃では、遺体が起因して起きる体液や血液といった汚れから、腐敗臭に対する消臭・害虫駆除・室内の消毒などを徹底的に進めていくことができ、専門業者がこの作業を行って、その部屋を元の状態へと戻していきます。特殊清掃では取りきれないケースでは一部分を解体しリフォームで原状回復を図る工事をする必要があるため、時に莫大な金額がかかるものです。この際特殊清掃や原状回復にかかる費用についても相続人が主に支払っていくものになります。亡くなった方の所有物件であった場合でも、ある程度の特殊清掃を経て、売りに出すなり解体するなりの対応を進めていくことになります。

孤独死の室内を特殊清掃で清掃していくに合わせて残されている遺品類もしっかりと整理していきます。死去後の申請に必要なものや、遺品として残しておきたいもの以外を各所ルールに基づき処分していきます。孤独死になってしまっている場合では、遺族による遺品整は心理的かつ衛生的負担が大きいため、一般的には特殊清掃業者による残置物撤去か遺品整理を合わせてお願いする事が多いです。

特殊清掃のタイミングと合わせてお葬式の手配から埋葬を進めていくことになります。万が一相続人が誰もいない場合は自治体の方が火葬の手配を行い、遺骨は公営の納骨堂などに収められます。

あらかた対応が全て終わったタイミングで、その亡くなった方の相続人に当たる方々にて遺産分割協議を行っていきます。相続人がいない場合や、相続を放棄されている場合には、残っている遺産は全て国庫に帰属することになります。

孤独死はある日突然起こってしまうリスクが潜んでいます。突然警察署から連絡を受け、身内に孤独死が発生してしまった場合には慌てず、しっかりと対応できるようにしておきましょう。