お風呂で死亡している状況を発見した場合の特殊清掃について

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！一人暮らしを行っている人がお風呂で事故死を迎えてしまった場合、遺体の発見までにどのくらいの時間がかかるのでしょうか。また、お風呂という特殊な環境下で起きる遺体に対しての特殊清掃はどうやって行っていくのでしょうか。今回はそんな状況に対して解していきます。

お風呂場で起きてしまう事故死の原因の一つには、転倒してしまい打ちどころが悪くそのまま亡くなってしまうといった場合があります。よく高齢者など足元がふらついてしまう方が、浴槽という水で滑ってしまいがちな場所で発生してしまう転倒事故。転ぶのは笑いごとではないのですね。

お風呂で発生する事故死の要因の一つにはヒートショックがあげられます。ヒートショックとは、室内の僅差によって短時間で急激な血圧の上下が起きてしまう事を起因に、心筋梗塞や脳梗塞といった血流以上を引き起こしてしまう事を言います。冬場によく起きてしまう事故で、生活するお部屋の室温は暖房などで快適にしていても、廊下やトイレ、お風呂場の脱衣所は冬場の寒い気温になっているご家庭はたくさんありますよね。そういったお家の中で起きる気温差に対して短時間で血圧が上下することで発生してしまうため、どなたにでも起こりえるという事です。あたたかいお部屋から寒い廊下を経て脱衣所で服を脱ぎ、温かいお風呂に使った時にヒートショックが起きてしまうと、そのまま湯船の中で亡くなってしまい溺死にもつながってしまうという事です。

お風呂場での事故死の原因の一つである溺死。浴槽に使っている最中に眠ってしまったり意識がなくなってしまうことで溺死につながってしまいます。孤独死の場合の溺死を発見するとみるも無残な状況になってしまいます。水でふやけてしまった遺体は体内でガスが発生することで体全体が膨らんでしまうのです。

事故死や孤独死を迎えてしまった方の発見にかかるまでの平均日数は、17日前後となっています。一人暮らしの方で普段学校や会社に出ている方であればもっと早期に異変を感じ発見される展開へとつながっていきますが、死亡者が高齢者や、普段外とのかかわりをあまりとられない方であった場合、発見までに時間を要してしまうのです。

事故死・孤独死から3日以内に発見されるケースは全体の約4割を占めています。性別事に確認すると、女性の方が男性よりも3日以内の発見率が多少高い傾向にあります。いかに近隣や遠方の家族と密に連絡を取っているかが、孤独死の早期発見につながるかということですね。

反して15日以上経過してからの発見というケースも大いにあります。孤独死・事故死を迎える方の全体の約3割は15日以上発見までに時間を要しています。ここまでの日数がかかってからの発見になると、近隣に住まう第三者の発見もあります。部屋から異臭がしたり、異常なまでのハエや害虫を見かける事で異変に気が付き遺体の発見につながっていくのです。

お風呂場という水辺の特殊清掃では、溺死を迎えている場合は浴室内に体液などがまじりあっている状態で黒く汚れがこびりついている事になります。血液の除去というよりも、体液の除去を中心に行っていきます。

また、お風呂場での特殊清掃で一番気を付けなければいけないのが、排水溝に体液等の汚れを流さないようにする点です。一軒家であればリスクは軽減されますが集合住宅の場合排水溝に体液等の汚れが流れてしまうと、他の部屋にもつながっている排水溝のため死臭がいつまでも残ってしまうのです。そのため、お風呂場での特殊清掃は水を流す方法で行うのではなくくみ取っていく方法で対処を行っていきます。

特殊清掃だけでは汚れが取りきれなかった場合は、浴室ごと原状回復が必要なケースもあります。そうなった場合は一度お風呂自体を解体し、リフォームして再設置していく方法となります。

お風呂場で発生してしまう死亡事件。特殊清掃では他の場所とは違い排水溝に対しての注意点がある場所のため、しっかりと専門知識を持っている特殊清掃業者に依頼を行うようにしましょう。