独居老人の死後はどうなってしまうの？生前に出来る対策について

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！近年核家族化が進んでいることもあり、ご高齢者で一人暮らしを余技なくされている方も多いものです。年を取るごとに仕事を退職されたり、趣味や交流関係を断ってしまうことで周囲との関係をも持たなくなってしまっている方は、どんどん独居死のリスクが高くなっていきます。もし、そんな独居老人の方がおひとりで亡くなってしまった場合、その後はどうなってしまうのでしょうか？待っている対応を把握することで、生前に出来る対策を打っておくことが可能になります。今回はそんな問題にフォーカスしていきましょう。

まず、独居老人となってしまっている場合には、そのご自宅内でひっそりと息を引き取ってしまった場合、誰かに発見してもらえるまでの時間がかかるという最大の問題点があります。独居化しておらず、ある程度周囲との交流関係を継続的に持っている老人の場合では、数日程度連絡がつかない・姿を見かけていないと不審に思ってくれる知人がいるものです。そういった方々が自ら・または警察に相談してくれる事で早期発見につながる事もありますが、こういった関係を断ってしまっている場合には、早期の発見が難しいもの。遺体の劣化によって生じる死臭や害虫の発生によって周囲からの通報で発見される事になるため、死後数週間経過してしまっていた、なんてケースにもつながります。

独居老人の場合でも、遺体が発見された後、警察によって近しい親族を割り出し、連絡を入れてくれます。その死去連絡を受けた親族が、その後その遺体を引き取ってくれるのか、引取を拒否されるのかによって対応方法も異なりますが、いずれにせよ自分以外に自分の死去対応をさせる事には変わりありません。

• 親族が引き取ってくれた場合：葬式の準備から死去後の申請、残されている遺品の整理と現場の特殊清掃・相続までの対応を全て担う必要がある
• 親族が引取拒否した場合：遺体は自治体によって火葬。残されている遺品については、賃貸物件の場合にはオーナーによる家庭裁判所への申請を経て残置物撤去とされ処分。持ち家であった場合には自治体の判断を仰ぐことになる。

遺体の火葬や申請が済まされた後も残ってしまうのがその現場の特殊清掃問題。遺体発見に時間がかかる事が特徴の独居老人死去。だからこそ、その現場の特殊清掃は必須であり急務でもあります。これらを遺族、もしくは死去後の対応をしてくれる団体に任せなければならなくなっているという事を理解しましょう。

どうしても血縁者や親族が全くいない場合には、自分の死後のために生前の間で対策を取っておくことが重要です。事前に葬儀屋さんに相談したり、司法書士や行政書士に依頼をすることで死後の対応を依頼することが出来ます。こうしたサービスを使用することで、死去後に困らせてしまう人々を最小限に留める事ができ、自身においても早急な発見を行ってもらえる環境に整える事ができます。

万が一の場合にはお願いできる親族がいる方であっても、いつ何が起きてしまってもいいように、遺書などの準備は進めておくと安心です。残していく遺品や金品において自分の意思を反映した分与を指定することが出来ます。

親族が周辺に住んでおらず、心配だけれど安否確認が難しい環境なのであれば、その地域の見守りサービスなどを積極的に利用するといいでしょう。決められたスパンで定期訪問をしてくれるサービスや、一定時間使用されていない家電があると通知が送られるといった機能を搭載している製品もあります。こうした最新のサービスを活用することで、いつ何かあった時でも早急な発見ができる環境作りに貢献できます。

今回は独居老人の死後について解説してきました。独居の場合では通常の孤独死よりも発見までに時間がかかるケースがあります。生前から出来る対策を取っておくことで、自分の事で他人に迷惑をかける事を最小限に留めることが出来ます。できるだけ対策を講じておきましょう。