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原状回復

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原状回復

原状回復について

原状回復で
徹底した空間のリスタート

核家族化が進む近年、孤独死や事故死など、部屋の中で突然死を迎えてしまった場合、すぐに発見してもらえないケースはたくさんあります。発見されないままに長期間そのままになってしまう事で遺体の損傷が進み、次第にその部屋にも悪影響を及ぼしていきます。そんなお部屋を特殊清掃で清掃していく事になるのですが、清掃だけでは取りきれない場合もあるのです。そんなときに必要になってくるのがこの『原状回復』。ここでは、特殊清掃時における解体工事および内装リフォームの大切さについて解説していきます。

原状回復とは

そのお部屋を元の状態へと戻していく作業

元のキレイな状態に戻すこと

原状回復とは、主に賃貸契約を結んでいる家に対して通常の生活では発生しなかった過失が認められる劣化を修復したうえで返却することです。簡単なところ、入居前の元通りに直してから退去してくださいという事です。賃貸契約を行っている場合、その契約書ごとに細かな詳細は異なりますが、原状回復について記載がされている事がほとんどです。

経年劣化は対象外

ここで大切なのは、『元の状態』は入居前の状態ではないという点です。家は、どれだけ大切に生活をしていっても、日々使用していく中で様々な場所に経年劣化が発生していきます。こうした、住むことで消費されていくような劣化、いわゆる『経年劣化』は原状回復の対象外となります。フローリングについてしまう小さなこすり傷やくすみ、クロスに発生する黄ばみなどは経年劣化といえます。

経年劣化や通常使用では考えられない状況に原状回復が必要

原状回復とはあくまで、経年劣化をのぞく、その入居者の故意による過失に対しては、本来あるべき状態に戻してから退去してくださいというルールを定めているのです。明らかに壁に何かをぶつけて大きな穴が開いてしまっている場合や、室内で吸うたばこの煙が原因でクロスの劣化スピードを速めてしまっている場合は原状回復を求められる可能性があります。また、孤独死や事故死が起因で発生する血液や体液による汚れは、ここでいう過失に当たるため、元の状態へ戻す原状回復が必ず必要です。

原状回復が必要な特殊清掃

部屋の所有者状況によって大きく異なる

特殊清掃を施す部屋が賃貸契約であった場合

特殊清掃を施す必要のあるお部屋が賃貸契約を結ばれている場合、多くのケースでは原状回復まで対応してからの退去となるでしょう。原状回復のルールは管理会社への確認が必要ではありますが、特殊清掃だけでしっかりと取りきることができなければ、その必要箇所に対して解体工事や内装リフォームをしてしっかりと施していく必要があります。

特殊清掃を施す部屋が市営住宅であった場合

特殊清掃を施すお部屋が市営住宅であった場合も、原状回復が必要になることがあります。ただし、こちらの場合は契約上の原状回復を確認する点において苦労する事があるため認識を持っておきましょう。一般的な賃貸のお部屋とは違い公営・市営住宅は一部屋ごとに管理者が違います。そのため賃貸借契約の内容は、同じ建物内でも違っている事があるのです。また、何年前に定めた契約書で生活をしているのかといった内容をしっかりとさかのぼって確認することがとても難しいのです。原状回復に関しての内容を確認したくとも、そもそも管理している人の所在を把握することすら難しいケースがあります。公営・市営住宅の特殊清掃に伴う原状回復にて悩んでしまっている場合は、まずはお住まいの自治体にある住宅管理センターへ相談をしてみましょう。

特殊清掃を施す部屋がマンションであった場合

マンションで孤独死や事故死が発生した場合も、特殊清掃に合わせて原状回復工事を依頼される事があります。故人様所有であるマンションであるため、原状回復は義務ではありません。しかし、ご遺族側にて特殊清掃後、そのマンションの一室を賃貸物件として扱いたい場合や売却したいと考える場合には、しっかりと内装を整えておく必要があります。別途リフォーム業者に依頼をすることもあれば、特殊清掃時に合わせて原状回復として内装リフォームを手掛けるパターンもあります。

特殊清掃を施す部屋が持ち家であった場合

孤独死や事故死を迎えた方が持ち家であった場合、原状回復は義務ではありませんが、特殊清掃と合わせて行うケースがあります。マンション同様、特殊清掃後にその一軒家を売却しようと考えるのであれば、しっかりと内装をきれいにしておく必要があります。同時に経年劣化から古くなっている箇所のリフォームや水周りの取り換え工事なども行う事もあります。

特に注意!
浴室の原状回復

浴室の特殊清掃は注意点がたくさん

集合住宅の場合、
浴室の排水溝伝いでのトラブルについて

集合住宅やマンションの特殊清掃を行う上で一番注意しなければいけない発見場所というものがあります。それは『浴室内での孤独死や事故死』です。ここでの特殊清掃では、少し手順を間違ってしまうと原状回復がとても難しい事になってしまうのです。発見時の状況によって様々ですが、浴室内での死去から日数が経過していってしまう事で腐敗がどんどん進んでいきます。その過程で体液や血液、肉片などがお風呂の排水管を伝って流れてしまうと、配管を伝って近隣住民へニオイやつまりなどのトラブルが発生してしまいます。

万が一このように配管に血液や肉片が流れてしまったとしても、配管自体を取り換えて原状回復を図ることはほぼ不可能です。そのため、専用機材による高圧洗浄と消毒液を駆使して死臭を取り除く処置が必要になります。その他の場所での特殊清掃と比べ大変厄介なことに発展してしまうため、浴室での孤独死を発見した場合は可能な限り速やかに特殊清掃の依頼を行ってください。特殊清掃業者に依頼を行う際、この浴室内での孤独死の状況を伝えたうえで提案される方針内容がもし『配管に向かって流しながらきれいにしていく』という業者であった場合は、別の特殊清掃業者に依頼するようにしましょう。上記で述べた近隣へのトラブルに対して配慮ができない業者であることがわかってしまうからです。『できるだけ配管に流れないようにくみ取っていく方法』をとってくれる特殊清掃業者を探して依頼を行いましょう。

特殊清掃時の原状回復

特殊清掃を行ったのちに、原状回復工事へと進みます。

特殊清掃で原状回復が必要になる理由

特殊清掃において、なぜ原状回復が必要なのでしょうか。それは、特殊清掃という現場に特徴があります。特殊清掃では、孤独時や事故死といった一人で急遽亡くなってしまい発見に時間を要してしまったようなお部屋の清掃に対し、特殊な方法で作業を行うことになります。死因や発見までにかかる期間にもよりますが、体液や血液が部屋に飛び散ってしまっていたり、腐敗が進んで害虫がわいてしまったりと、通常の清掃では賄いきれない状況へと刻一刻と進んでいきます。そういった状況を専門的に清掃する事が特殊清掃の強みです。ですが、どうにも清掃だけでは取り除けないような状況もあります。あまりにも体液や血液が浸透してシミになってしまっていたり、腐敗臭がクロスにこびりついてしまっている状態を復旧させるために原状回復という手段をとることとなります。

まずは特殊清掃で部屋の中をカラにする

原状回復が必要な部屋では、まずは特殊清掃を迅速に進めていきます。空間の消毒や害虫駆除を行ったのち残置物撤去へと進み、部屋の中の物を全て撤去していきます。カラになった部屋の状態から、今度は原状回復のために作業を進めていきます。

該当箇所の解体工事

その現場に残る物を片付け終えたら、今度は原状回復が必要な箇所を解体していきます。丁寧に剥がしていく必要があり、余計な部分まで影響が出ないように手作業で行っていきます。

剥がすだけでは取りきれなかった部分の削りや補修

解体工事で行う剥がす工程が完了したら、今度はそれ以上に進行してしまっていないかを確認します。柱部分に浸透してしまっていた場合は、その箇所を削って補修作業を施します。

剥がした部分へのリフォーム施工

最後に、剥がして補修が完了した部分に、原状回復を施していきます。床材を貼ったりクロスをつけたりすることで完全にキレイな状態へと原状回復が整います。

管理会社指定の内装がある場合は注意が必要

賃貸契約を結んでいる管理会社によっては、内装に使用する床材やクロスに指定のメーカーがある場合があります。こういう場合は解体工事までで留めておく方が適している事もあります。管理会社にあらかじめ確認を行っておきましょう。

原状回復で特殊清掃を完璧に終わらせる

孤独死・事故死前の
あるべき状態へ

孤独死や事故死といった状況に携わった場合、一刻も早くキレイな状態へと戻したいと考える事でしょう。原状回復ではしっかりとあるべき状態へお部屋を戻していき、管理会社様へご返却することができるようにお手伝いを行います。ご依頼者様の状況に合わせて行う内容ももちろん柔軟に対応できますのでご不安なくご相談ください。

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