遺品整理時に残す方がいいものってなに？徹底解説いたします。

現金や通帳、カード類といったような貴重品類は財産分与の際や解約処理などが必要になるため決して処分してしまわないようにしましょう。クレジットカードなどは解約の手続きの前になにの支払いを行っているかを確認し、自動的に引き落としになっている支払い先の請求も解約する必要があります。その後クレジットカード自体の解約手続きも必要です。また通帳に関しては故人様がお亡くなりになられた事を該当の銀行へ連絡を行い口座凍結の処理を進めてもらう必要があります。貴重品と言うだけあって遺品整理で残すだけではなく、その後の対応が必要なものであるため遺品整理の際注意を払いつつ残すようにしましょう。

遺品整理でカギが出てきた場合は、念のため残すことをおすすめします。お家の鍵やぱっと思い当たるところのカギはもちろんですが、思い当たらない様な小さなカギ類も、どこで必要な場面に出くわすかもわかりません。遺品整理を進めていくとカギのかかった収納や箱に出くわし、そこで使用するカギだったというケースも十分考えられるので遺品整理が全て完了するまでカギ類は全て残すようにしましょう。

今の時代だれしも持っているであろうこのデジタル機器。携帯電話はもちろん、パソコン・タブレットから、デジタルカメラやビデオカメラといったものが含まれます。デジタル機器には機器本体に保存されている情報が個人情報に繋がることが多いため削除や初期化といった対応が必要となります。また、携帯電話やパソコンに関しては機器本体に保存されているデータ以外の、インターネット上での登録情報などを確認する必要があるため、遺品整理中には必ず残すことにしましょう。

遺言書やエンディングノートといった、故人様が生前にご自身の要望を記載したようなものは遺品整理時に捨てずに残した方がいいでしょう。多くの場合遺言書などがある場合、相続に関しての指定をされていたり、貴重品や権利関係での希望、その他伝えたいことなどの重要な内容が書かれている場合が多いです。相続人様で内容を確認しそれに沿った相続を行う必要があるため、大切に残しておきましょう。

故人様が生前、お店からレンタルをしていたり、ご友人からの借り物をされているようなお品物は捨てずに残すことが必要です。遺品整理時に間違って処分してしまわないように注意しましょう。またご友人からの借り物に関しては、遺品整理をしている側からわからないケースが多いです。遺品整理を行う中で、気が付くことができたらちゃんとご返却を行いましょう。

遺品整理を行うと、「これはどうしたらいいんだろう？」というお品物にはよく直面します。重要そう・貴重そうなお品物で悩むのであれば、一旦残すようにしましょう。仕分ける段階で明らかに不要であるものを先に整理していくことで全体的な量も減らせますし、少し落ち着いたタイミングに改めて要・不要を判断したらいいので、判断に迷うくらいなら一旦残してしまいましょう。