お焚き上げってなに？遺品整理時における重要さを解説

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！遺品整理を行っていく中で、「これを形見としてはいらないけれど、そのまま捨ててしまうには少し抵抗があるな・・・」といったような遺品に出会う事はよくあります。そういったような遺品を供養して処理してくれる『お焚き上げ』はご存じですか？今回はこのお焚き上げについて詳しく解説していきます。

お焚き上げとは、火の神様の力を借りて故人様のお品物を天界へお送りするという意味があります。お焚き上げを行う事でそのお品物に宿った魂を故人様の元へと返すという意味もあります。つまり、お焚き上げをすることで、故人様が生前大切にされてきたお品物を故人様の元へ送ってあげて、天界でも故人様自身がそのお品物を大切に使い続けられるように冥福を祈るという儀式です。このような意味のあるお焚き上げですが、一方で遺品整理を行う遺族側の負担を軽くするために使用する事もあります。そのまま処分するには抵抗があるようなお品物をお焚き上げしてもらう事で供養の一環としてすっきりと手放す事ができます。

お焚き上げは、危険物・違法物・遺骨以外であればなんでもお願いすることができます。お焚き上げと聞くと火で燃えなければいけないと考える方が多いかもしれませんが、実際は燃えにくいような腕時計や携帯電話などの電化製品などにもできる供養方法です。お人形であったり、神棚や仏壇に関しては特にお焚き上げを行ってからの整理をすることをおすすめします。

お近くの神社やお寺でお焚き上げ供養を行っていることがありますので、事前に電話で確認を行うといいでしょう。合同で日時を決めて定期的にお焚き上げを開催しているケースもあれば、連絡後個別ですぐに対応してくれるケースなど様々です。また依頼する先によってお焚き上げにかかる費用や、燃えなかったお品物の処理費用等が変わってきますので、合わせて価格帯も聞いておくといいでしょう。

神社には遺影や位牌のお焚き上げ依頼をすることはマナー違反です。

反対に、お寺に神棚のお焚き上げ依頼をすることはマナー違反となります。

遺品整理業者では遺品整理後にお焚き上げ供養を行ってくれるサービスをしているところもあります。遺品整理をしている中で出てくる人形や神棚などを、回収後専門のお焚き上げの場所へもっていき、しっかりとお焚き上げ供養を行っています。

今はお焚き上げをメインに行っている業者も存在します。お焚き上げの依頼を行ったのち、依頼したい遺品を専用の梱包材にて発送することでお焚き上げを行ってもらうことができます。お焚き上げ完了後は証明書を送ってくれるなど安心できるサービスがあります。

お焚き上げを行いたいと考えるお品物によって、お仏壇店や葬儀屋さんで合同にてお焚き上げをしてくれるサービスもあります。お仏壇の処理に困っているならばお仏壇店に相談をすることでこういったお焚き上げのサービスを案内してもらえることがあります。遺影や、お焚き上げについての相談をしたい場合は葬儀屋さんに尋ねてみる事で有益な情報を提供してくれる事もあります。

お焚き上げの依頼を行った後、開催日が決まっており、それまでに集まった方々のお品物をすべて合わせて行う合同供養の方法があります。合同だからといってお焚き上げの内容が変わることはありません。合同供養のお焚き上げの場合の方が依頼にかかる費用が安い傾向にあります。

お焚き上げの依頼を行った後、その故人様だけの為に行う供養を個人供養といいます。個人供養の場合は合同供養の場合よりも少し費用が高い傾向にあります。

天界へ昇られた故人様の大切にされてきたお品物をお送りする方法であるお焚き上げ。遺品整理時にそのまま捨てるのがためらわれてしまうようなお品物を供養する方法でもあるため、遺品整理には欠かせない儀式です。遺品整理で判断や処分方法に迷うようなお品物が出てきた際は、このお焚き上げを検討してみてはいかがでしょうか。