【プロが解説！】生前整理にデメリットはある？損得を知って快適な終活を。

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！今回は生前整理について。生前整理とは、終活ともいえるご自身で生前に身辺整理を行う事を言います。この生前整理を行う事でデメリットになる事はあるのかを今回は解説させて頂きます。生前整理を行う事のメリットとデメリットをしっかりと理解し、ご自身の残りの人生をより豊かに生活できるように選択肢を増やしていただけると幸いです。

生前整理とは、ご自身が健在の状態で、ご自身の判断で身辺整理を行う事を言います。物理的な整理（生活用品で不要なものを処分したりする）を始め、権利関係や交友関係、デジタル上での情報の整理なども含まれます。ご自身でしか把握できないようなものもしっかりと整理ができる点でとても重要だと考えられています。

反対に遺品整理は、すでに亡くなってしまった方の生前使用されていたお品物を全てご遺族様が整理する事を言います。この場合、故人様の相続を受ける近しいご遺族様たちにて遺品整理を行う事となり、第三者が判断を行う遺品整理となるため、遺品整理時に悩む遺族様が多くいらっしゃいます。

さあ生前整理をやろう！と意気込んだはいいものの、いざやろうとすると何をどう進めていいかわからず、一行に進まないといったデメリットがあります。「いつか着るだろう」「いつか使うか知れないし」といったような甘い判断を行ってしまいがちで、初めて見てもほとんど処分する事ができないといった事が起きます。また、ご自身でもよくわからなくなってしまっている権利や登録などがあったりと、中々うまく進められないことが起きます。

生前整理を行おうと思う際に、整理する量が多すぎて体力を消耗してしまう点もデメリットです。生前千里をご検討される多くの方はご年配層の方やご病気を抱えている方が多いため、生前整理を行うために体力を消耗してしまっては身も蓋もありません。

生前整理を行っていく中で不要になったものを処分する際に、様々な箇所へ依頼の連絡を行う事が大変というデメリットも。一括でまとめて処理をしてくれるような不用品回収業者への依頼を行えば一度で済むかもしれませんが、そういった業者を探す際に悪徳業者につかまってしまい、思わぬトラブルに発展してしまう事も・・・

生前整理を行ってくれている場合、ご自身が亡くなられてしまった後にご遺族様が行わなければいけない遺品整理を楽にしてあげることができます。遺品整理で整理しなければいけないお品物を極力少なくしておいてあげることが、残される方々へとても喜んで頂ける事だと考えましょう。遺品整理は故人様の大切なお品物をご遺族様の判断で残す・処分するを考えなければならず負担をかけてしまう作業です。できる限り事前に整理をしておくといいでしょう。

生前整理では遺品整理とは違い、ご自身の希望を反映させられます。つまり、ご自身が死去された後、どうしても残して欲しいもの・繋いでいってほしいものなどの指定をしておくことができるのです。その希望を遺書などに書き留めておくことでさらに効力は増し、遺品整理時にその遺書を見たご遺族様方でご希望に沿った状態へと導いてくれます。

生前整理を行うというと、どうしても自身の死と向き合わなければいけない行為の為、寂しかったり悲しかったりという気持ちになります。ですが生前整理を行うことで残されている時間をより有意義に大切に生活できるきっかけになるのです。生前整理を行い、今まで大切にしてきたお品を整理する際に色々な経験を思い出します。振り返って、楽しくなって、懐かしくなって・・・その後残された時間を、より有意義に、より大切に時間を過ごそうと思えてきます。生前整理でお荷物を整理するのと合わせて、ご自身のお気持ちの整理をする事にも繋がるのです。

生前整理は、ご自身の残りの人生を見直すきっかけになるだけではなく、ご自身がなくなってしまった際の遺品整理の負担を軽減させ、さらにはご自身のご希望を反映させるきっかけづくりができる大変大切な整理だと考えます。いつかは必ずやってくる死。少しずつ生前整理を始めてみませんか？お一人でやることが悲しい気持ちになってしまうのであれば、ご家族様やご友人と想い出を分かち合いながら、1日1日を大切に見直すきかっけになることでしょう。