遺品整理で発見する個人情報ってどうしたらいいの？

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！遺品整理を行っていくと、故人様を証明する個人情報が書かれたものと出くわすことは多々あります。こういった個人情報、どのように処理したらいいのかと悩まれてしまうことがあるでしょう。今回はそんなお悩みに対して解決できるように詳しく解説していきます。

そもそも個人情報保護法とは、生きているその個人の情報を法律で守られるということのため、こういった死去されている方の個人情報は、厳密にいえばすでに個人情報保護法の対象外となります。ですがプライバシーの侵害という面から考えたときに、その故人様の個人情報が漏れてしまうことで詐欺や犯罪に利用されてしまうリスクが高まります。故人様が思わぬトラブルに巻き込まれてしまわないためにも、遺品整理では個人情報に関しても厳重に扱う必要があります。

遺品整理で発見することがある、免許証・パスポート・保険証は、おのおの決まった場所へ返却する義務があるので、遺品整理の時点で処分してしまうのではなく、適切に対応しましょう。免許証はお近くの警察署もしくは運転免許センターへ返却。パスポートは旅券事務所へ返却。保険証は、会社の団体保険に加入していた場合はその団体保険組合あてに、国民健康保険に加入していた場合は市役所の窓口へ返却しましょう。

銀行や郵便局の通帳や印鑑を発見した場合は、その銀行へ速やかに連絡を行いましょう。そこで口座開設を行っていた者が死去してしまっていることを伝える義務があります。そういった連絡を受けた銀行は、その対象の口座を凍結させなければいけない決まりとなっているため、それ以降勝手に口座からお金を移動することもできなくなりますし、またクレジットカードや様々な支払いも停止してしまいます。その点を認識したうえで銀行へ適切に対応しましょう。

故人様が生前使用されていたクレジットカード類は、そのクレジットカード会社へ解約手続きの連絡を行います。解約対応が完了したことを把握したのち、そのカード自体を処分できれば問題ないです。クレジットカードを捨てる場合は燃えるゴミで処分可能ですが、捨てる前にハサミで半分に切断してから捨てるようにしましょう。万が一何らかのトラブルに巻き込まれないように物理的に切断することがお勧めです。

デジタル機器の中に残っている情報も個人情報・プライバシー保護の観点に該当します。　写真データや画像、メールの送受信履歴から、連絡帳にある様々な方の連絡先も、しっかりと削除を行うようにしましょう。こういった情報が残ったままそのデジタル端末を売却したり処分したりしてしまうと、思わるところで悪用されてしまう可能性があります。未然に防ぐためにも、こういったデジタル機器はちゃんと中身を確認してから処理を進めていきましょう。

故人様が所有していたパソコンや携帯の中に、ネット口座を開設していた履歴はありませんか？近年ネット口座が特にはやりを見せており、手軽に通帳確認や送金が行えるため利便性の高いものです。ですがこのネット口座は遺品整理の観点でいえば厄介なもので、一見その口座を保有しているかどうかがわかりにくいという難点があります。また、その口座情報を確認するにもログインが行えないなどという問題もありますので、故人様のデジタル端末上にネット口座を開設しているような形跡を見つけた場合は速やかにその会社へ相談の連絡を行いましょう。残金がある・ないにかかわらず、適切に解約対応を進めることが望ましいです。

これは無数にあるため確認しきれないことが多いですが、様々なSNSやアプリへの登録情報を確認し、わかる範囲で退会処理を行いましょう。こういった処理を行わないと、誰も管理しないアカウントはネット上に残り続けます。そういったものがあるとき悪い人に悪用され、のっとりやトラブルに使用されてしまうのです。直接的な被害を被ることはないかもしれませんが、故人様の名誉を知らない間に傷つけてしまう可能性があります。わかる範囲で退会処理をしてあげましょう。

遺品整理では多くの個人情報を発見することになります。各種適切な方法で処理を行い、故人様の名誉を守るための遺品整理を合わせて行うようにしましょう。