身辺整理を行う心理とは？遺品整理を見据えた準備の一つです。

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！皆さんの周りには身辺整理を行っている方はいらっしゃいますか？身辺整理と聞くと、なんだか終活というか、死に向かっているのでは？と考えることもあるでしょう。今回は身辺整理を行う人の心理について解説していきます。

身辺整理とは、物理的にも心理的にも、様々な事柄に対して整理を行うことを指します。物理的とは、自身が所有している品物のことで、様々な生活用品などの中から不要であるものを処分することを言います。断捨離と一緒ですね。身辺整理における心理的な部分の整理については、今までご自身がかかわってきた人間関係を意味します。これから先も連絡を取っていきたい相手なのか、これっきりにしておこうと考える人であるかどうかを判断することです。こういった物理的・心理的な両面から自身にまつわることを整理することを身辺整理といいます。

身辺整理と生前整理はなんだか行うことが同じな気がしませんか？細かく説明すると、誰のために行うのかという点が大きく変わってきます。身辺整理は上記で解説した通り、ご自身の身の回りを物理的・心理的に整理することで、ご自身のために行うものです。反対に生前整理では残していく遺族のために、少しでも遺品整理の負担を軽減させるためにも行うことを言います。そのため、誰のために行うのかという目的が違いますね。

身辺整理を行う人の心理としては、定年退職などのタイミングを機に、残りの人生を見つめなおすために行う方がいらっしゃいます。長らく務めてきた会社を定年を迎え無事退職をすると、残されたセカンドライフを悔いなく送っていきたいと考える人が多くいらっしゃいます。そのため、まずは手軽に身の回りの整理を行い、合わせて今までの人間関係を見直すことで、スッキリとした状態で次のライフスタイルへとつなげる準備をするのです。

身辺整理を行う人の心理として考えられるのは、人生の節目を迎えたタイミングであるケースです。例えばお子さんが大きくなって巣立っていったタイミングだと、今までは子供のために生活を行ってきたものが、今度は自身のためだけの生活へと変わってきます。その節目に合わせて身辺整理を行い自身のためのライフスタイルへとつなげていくのです。

身辺整理を行う人の中には、死が差し迫っていることから始めようと考える方もいらっしゃいます。年齢を重ねていくことで現実的に死が近づいていき、終活ともいえる身辺整理を進めておこうと考える方がいらっしゃいます。また、年齢は関係なく病気などで死を身近に感じてしまった場合、自分の身支度を整えるという意味でも身辺整理をされる場合があります。

身辺整理を行うメリットとは、その人の過去を清算し、残りの人生に対して前向きになれる点があります。長く一緒に生活をしてきた物に対して決別を行い、不要なものを思い切って処分することで、それらを使っていた当時の思い出などに浸りながら整理を行っていくことでしょう。そのため過去に対してのいい思い出を残しつつ、いやな思い出を清算するタイミングになります。また人間関係上の身辺整理を行い、数年連絡を取っていない人達や会社つながりの連絡しかしなかった方たちの連絡先を消してみたりすることで、本当に大切にしたい人たちがはっきりとわかるようになります。人は必ずいつか死んでしまいます。残された期間がはっきりわかるわけでは在りませんが、いつか来てしまうその日までに、本当に大切にしたい人たちと楽しい生活を送っていこうという前向きな気持ちを確認することが出来ます。

身辺整理を行うことで、今まで自身が経験してきた様々な悲しい出来事を思い出しつらくなってしまうケースがあります。主に人間関係の身辺整理を行う際に直面することが多く、中々関係を断ち切ることが出来ず悲しい気持ちに引きずられてしまう可能性もあるので、過去に不安を抱えている場合は一人で身辺整理を行うのではなく、親しい方たちの協力を仰いで行うこともおすすめです。

身辺整理は、ご自身に残された人生をより楽しい生活にするために行っていることがあります。それはいずれきたる遺品整理にもつながってきますし、より豊かな人生を送るきっかけにもなります。身辺整理を行う人の心理がわかれば、それに協力して上げやすくもなりますね。気持ちの整理はいつでも大切です。無理のない身辺整理で豊かな人生を手に入れましょう。