老人ホームなどの施設で死去された場合の遺品整理について

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！老人ホームなどの施設に入居されている方がそのまま亡くなってしまった場合、そのホームでの死去後の搬送対応などに合わせて、住んでいた部屋の遺品整理が必要になります。今回はそんな施設の場合に関しての遺品整理における注意点等を解説していきます。

老人ホームなどの施設に入居している親族が、その施設内にて末期を迎えた場合、まずはその施設側から連絡を受けることになります。こういった連絡を受けたのち、家族は施設へと向かい最期を看取ることとなります。距離が近かったり、数時間余裕を残している場合は看取ることもできますが、到着が遅くなってしまったり、急性的な死去の場合は死後の状態で対面することもあります。

いずれにせよ老人ホームなどの施設で死去されてしまった場合は、その施設が提携している病院の医師による死亡診断を受けたのち、一般的な死去後の処置を受け、お葬式などの段取りへと進んでいきます。施設側もしくはお葬式屋さんのサービスによって、死去された方へのエンゼルケアを行ってもらい、お葬式場やご自宅へと運ばれて行きます。合わせてそのホームに対して退去に当たっての手続きを行う必要があります。

老人ホームなどの施設で亡くなってしまった場合、その故人様が生前使用していたお部屋の退去をなるべく早く行う必要があります。お住まいになっていた部屋が数名での同室の場合は、一人に対して割り当てられている場所も少なく、故人様所有の品物が少ないこともありますが、個室であったり、長期間入居されていた場合は、様々な遺品を残していることがあります。食器類や衣類をはじめ、お見舞いの品々や思い出の品、時には貴重品類までこっそりと持ち込んでいることもあります。そういったすべての遺品を整理していく必要があります。

施設内に残っている故人様所有のお品物は、多くの場合そのご家族様方によって持ち帰ってもらい、ご自宅で遺品整理をすることが一般的です。施設内で遺品整理を仕分けするにも、早急な退去が求められている為時間をかけられないですし、不用品があったとしてもその施設で処分をお願いすることはできません。そのため、施設内に残っている故人様所有の品物は全て一旦まとめてしまい、ご自宅もしくは故人様宅へと運び込んだのち、ゆっくりと遺品整理に取り掛かることが多いでしょう。

こういった老人ホームや施設の部屋の遺品整理に、遠方であることが理由で中々で向けなかったり、その故人様が身寄りのない方であった場合、遺品整理業者によって遺品整理が行われることもあります。残置物撤去になる場合もありますが、身寄りのない方の遺品整理の場合はその施設側が家庭裁判所へ申請を行い、代理の方を立てて遺品整理および退去を進めていくこととなります。

施設に入居されていた方が亡くなってしまい、こういった遺品整理を必要とする場合は、一緒に住まわれていた方々への配慮が行き届いているかを意識しましょう。そもそも一人が亡くなってしまえば、そこの職員さんたちも少なからず普段とは違う行動を行っています。どういった雰囲気を察し、他の入居者さんたちが不安を感じているかもしれません。できるだけ迅速に、不安をあおるようなことがないように注意を払って遺品整理を行いましょう。

その老人ホームや施設に入居した際の契約書に、退去時に関してのルールは記載されていませんか？故人様所有物を撤去するだけで大丈夫なのか、その部屋の原状回復処置は必要なのかを確認するといいでしょう。施設によってはハウスクリーニングが必要であったり、故人様による破損等は金銭補填が必要な場合があります。しっかりと確認を行いましょう。

老人ホームや施設に入居されていた方が亡くなった場合の遺品整理について解説してきました。その施設の入居ルールを確認しつつ、迅速に遺品整理を進めましょう。