遺体から生じる腐敗液は危険？疑問の解消と特殊清掃のススメ

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！孤独死や事故死を迎えてしまった場合、発見までに時間がかかればかかるほど遺体が腐敗をしていってしまいます。そういった遺体から出る事のある腐敗液について今回は注目をしていきます。この腐敗液とは、危険なものなのでしょうか？今回は腐敗液が出る原因と、特殊清掃との繋がりについて解説していきます。

まずは、腐敗液は何なのかを明確にしていきましょう。人は亡くなってしまい遺体となった瞬間から、心臓の動きが停止することで様々な臓器が動かなくなります。そのため、死後3時間もしないうちに徐々に身体の中に残る血液や体液が凝固したり、ガスを発生させるなどし、体外へと排出されてくるのです。そういった液体の事を腐敗液と言い、腐敗液の正体は身体の中に残る血液等であるということです。

体内で残っている血液や、腐敗が進行すると共に発生する体内のガスは、どんどん増殖することで体内にとどまっておくことが出来ず、口や鼻などの穴はもちろん、時間の経過と共に皮膚を突き破って体外へと排出されます。そうして表面上に出てきた腐敗液が更に遺体の腐敗速度を加速させていきます。

遺体となってしまってから、実際に腐敗進行が進むまでにかかる日数は、その現場の環境によっても左右されます。心臓の動きが停止して30分も経たずして、死後硬直といった身体が固まっていく現象が発生します。その後の進行速度については、その時の室内気温や湿気などに左右されます。寒い季節・寒い環境での遺体であれば腐敗の進行は緩やかになりますし、反対に暑い季節・暑い環境の場合には遺体の腐敗速度は早くなります。死後2日であっても、亡くなった室内が暑く腐敗が進みやすい環境であった場合には腐敗液が発生している可能性があるものとし対応を進める必要があるのです。

そんな腐敗液には、人体への悪影響を及ぼすものとして危険なものであるといえるでしょう。様々な感染症を引き起こす原因になることがあり、細菌やウイルス・寄生虫などの病原体が、その腐敗液に触ってしまった人の体内にまで入り込んでしまう事で発熱や嘔吐・下痢等の症状をもたらす事があります。腐敗してしまった遺体に直接触らずともこういった感染症のリスクは考えられ、遺体に群がるハエやウジ等を介し自身に感染が確認されてしまうケースもあるのです。そのため、しっかりとした感染症予防を施さないままに腐敗した遺体のある現場に立ち入る事は控えましょう。専門知識を有した特殊清掃業者などに依頼を行うなどし、貴重品の捜索等も行っていくようにしましょう。

こういった腐敗液が生じてしまっている孤独死などの現場においては、特殊清掃員の作業が欠かせません。腐敗液の危険性を熟知している為、安全面・衛生面にも考慮した原状回復を行っていくことが可能です。具体的には、完全なる防護服の着用を行った上で現場の開閉も最小限に留め、その室内での除菌・消臭・脱臭を行っていきます。こうすることでその現場で生じている被害を周囲に広めるといったリスクを最小限に抑える事が出来るのです。その上で徹底した特殊清掃を行っていくことで、遺体が腐敗することで生じる汚れ等を除去し、元の状態に戻す作業を行っていきます。

今回は腐敗液の危険性について解説してきました。感染症の危険性がある為、自分たちで何とかしようとするのではなく、専門知識を有した特殊清掃業者に依頼を行うようにしましょう。