原状回復とスケルトン工事について｜特殊清掃では両方ともに起こりえるものです

こんにちは！関東圏を中心に事故死や孤独死が発生してしまった現場において迅速に駆け付け解決に導きます特殊清掃のフルサポート関東です！皆様の身内の方に、一人暮らしを行っている方はいますか？もしその人がその室内である日突然事故死や孤独死を迎えてしまった場合、その室内では遺体が要因で様々な支障をきたします。血液や体液といった遺体から発するもので徐々に床やクロスが破損してしまったり、死臭を察知して害虫がたかってしまう事も。そういった現場には特殊清掃業者によって通常の清掃では取りきれないような汚れも徹底的に清掃していくものですが、それでも頑固な汚れは発生してしまうもの。そういった場合、原状回復としてスケルトン工事を施すケースがあります。今回はそんなスケルトン工事の内容について解説していきます。

スケルトン工事とは、今ある室内の設備はもちろん壁材・床材をはじめ、天井までを一度解体して取り剥がし、建物の構造がむき出しになる状態まで戻してから、一から内装工事を始める工事の事を言います。建物を骨ぐみの状態まで戻すことからこういった呼び方がつけられています。原状回復工事の方法の一つでもあるスケルトン工事、内装をリニューアルしたい店舗改装を行ったり、老朽化してしまった建物の耐震化工事で行われるケースがあります。

スケルトン工事はその建物の枠組みが完全にむき出しになるまで内装を剥がしてから内装を作り直すような手法です。その反面内装リフォームの場合は、そのリフォームしたいという目的に応じて必要な部分のみを解体し、新しい設備を施していくという手法のため、わかりやすく言えば施工範囲が広いか狭いかの違いです。

賃貸物件に住まわれている方は原状回復工事に悩まされる事があります。もし、原状回復工事を施さなければならなくなってしまった場合は、その賃貸管理会社に事前に確認を行いましょう。明らかなる劣化の部分のみのリフォームで原状回復として認めてもらえるのか、完璧にスケルトン工事を施さなければいけないのかというレベルを確認しておきましょう。

内装リフォームの方が一部だけの施工で済むため、かかってくる費用も格段に安くなります。そのため原状回復工事を依頼しなければいけない人は一部リフォームで依頼を行いたいでしょう。ですが、その破損や汚れに対しリフォームだけでは原状回復をさせきれない場合は、スケルトン工事を余技なくされるケースもあります。

特殊清掃の現場でスケルトン工事が必要になるケースには、遺体から発生する血液や体液の汚れが、床材やクロスよりも浸透してしまい、建物の構造まで汚してしまっている場合に行う事があります。遺体の発見までに時間がかかればかかるほど、その汚れがどんどん室内に浸透していってしまいます。遺体の腐敗に伴い徐々に腐敗ガスが体液となり遺体からあふれ出してしまうため、その室内もどんどん汚れが強烈になっていきます。そういったケースの場合は、特殊清掃だけでは汚れを取りきることができず、原状回復のためにリフォームを行う必要がありますが、明らかに一部分のみで対処できないケースではスケルトン工事で原状回復を図るケースがあります。

遺体発見に時間がかかると、汚れの浸透だけでなく、腐敗臭や死臭といったニオイをより強烈なものへと進化させてしまいます。腐敗に伴って漂うニオイのため早急な遺体処置が必要です。この匂いは強烈すぎるため、窓や扉を開けて換気する方法をとってしまうと近隣の方に大迷惑になってしまいます。その為特殊清掃で消臭・脱臭を繰り返し施し回復を図っていきますが、明らかにニオイが取りきれない場合はスケルトン工事を施し腐敗臭に対する施工を行う事もあります。

孤独死や事故死といった現場になってしまったお部屋を、心機一転完璧にリフォームを行ってしまいたいケースには、スケルトン工事は大変オススメです。建物の枠組みだけの状態に戻す為、その後作り直していく内装は自由度がとても高いです。せっかくならと全く新しい内装へと変更することもできますよ。

原状回復を図るためにとる手法の一つであるスケルトン工事。孤独死や事故死といった強烈な現場に対して施す事があるため、それだけ費用も掛かってしまうものです。万が一自身の身内に原状回復が必要になってしまうような死に方をされてしまった方がいるのなら、できるだけ早急に原状回復工事を進める事で費用を少し抑える事ができるかもしれません。後回しにするのではなく、迅速に問題解決に努めましょう。